半年近く前に Sow Experience という体験型ギフトをもらった。
時間が経つのはあっという間で、有効期限が来月に迫ってしまい重い腰を上げて体験したいことを考えてみた。
パラグライダーやサーフィンなど面白そうなアクティビティは多いが、冬の寒い中わざわざすることでもない。
悩んだ末、普段は硬いキーボードばかり叩いているのでたまには柔らかい物を触ろうということで陶芸教室に行くことにした。
陶芸教室の場所は東急東横線・都立大学駅から徒歩1分のところにある Makers' Baseというシェアリング工房。
陶芸だけではなく昇華転写機、レーザーカッターやUVプリンター、3Dモデリングマシンなどが設置されており、様々な制作が行えるようである。
普段はPCに向き合って頭ばかり動かしているので、こういった手の感覚で何かを作る体験というのは定期的にしていきたい。
家の近くにこのような施設があるとありがたいのだが。
陶芸教室の会場は5階にあった。実際にここで作られたであろう作品が置いてあって、もしかして自分もこのような作品を作れるのではないかと気分は高まる。
そこまで広くはない
私以外にも同じようなギフトを使って陶芸のレッスンを受ける人が5組ぐらいいた。
陶芸には2種類の成形方法があり、お茶碗や湯呑みのような左右対称な半球形の容器を作りたい場合は電動ろくろを使う。
一方、電動ろくろを使わずに手で成形していく方法を手びねりという。
電動ろくろは作れるサイズに制限があるが手びねりだと大きい容器を作れたりする。
今回はお茶碗を作りたかったので電動ろくろを選択した。
電動ろくろ。右側のペダルを踏むと回転する
最初は陶芸品の元となる粘土を手で押しまくって粘土内に含まれる空気を抜いていく。
この時点で手は泥だらけになる。爪の間にも泥が入る。長袖をめくっても下がってくるので半袖Tシャツで来れば良かったと後悔。
先生が実演しながら作成方法をレクチャーしてくれたのでそれを見ながら自分で実際にお茶碗を作ってみる。
もちろん1回見ただけでは分からないが何度かやっているうちになんとなくコツが分かってきた。
今覚えている限りだと以下のような手順でやれば形にはなる。
- 小指を底になる地点に合わせて親指で頂点に穴を開ける。垂直に押すイメージ。
- 左手の人差し指と親指で1で開けた穴を挟んで拡張していく。このとき指の位置は10時の方向
- 中指で底の部分を平にする。お茶碗であれば幅5cmぐらい
- 右手の人差し指と親指で側面を挟んで底から上に向かってなだらかに滑らせる。指の位置は5時の方向。底の方が厚みがあるため時間をかけて、上にいくほどすっと流すイメージ
重要なのは太ももに肘をつけて支点を強固にすること。そこが甘いとブレが生じるため一気に形が崩れる可能性がある。
作っている最中は無心になれてけっこう楽しかった。
成形後のお茶碗
個人的に大きめのお茶碗が欲しかったのでできるだけ大きくなるように心がけた。
ただ、電動ろくろだと手のひらの大きさよりも陶器を大きくできないので限界はあった。
焼くとかなり縮むみたいだからどうなることやら。
成形した後は釉薬を選んだ。デフォルトの透明釉でも良いが、せっかくなので別料金の釉薬を選んでみた。
あめ釉と黄色砂釉にしてみた。どんな出来上がりになるのか楽しみ。
この中から好きな釉薬を選ぶ
釉薬を塗って焼くまでは関与しない。
後日郵送で送ってくれるらしい。
せっかくならそれらの工程もしてみたかったから今度はそれらの工程を含む陶芸教室を探してみるのもありだな。
陶器に釉薬のアルファベットを書いた付箋を貼れば完了
手を使って無心で何かを作るのは良い気分転換になると改めて思った。
昔はよく何も考えずに物を作っていたけど、今は作ったものが本当に役に立つのかを先に考えてしまい結局作らずじまいなことがほとんどになってしまった。
断捨離とか言って無駄を無くすのは良いことかもしれないが、あえて物を増やすことで豊かになる部分もあるかもしれない。
陶器が到着したら追記する予定。
実は2週間後ぐらいには焼き上がった陶器が到着していた。
書くのが面倒だったので後回しにしていたが良い加減追記することにする。
粘土を成形しているときは大きめのお茶碗を作っているイメージだったのに焼き上がると驚くほど小さくなっていた。
結果的に小鉢としてはちょうど良いサイズになったので良しとしよう。